薬剤師という仕事やそのキャリアについて考えてみましょう。薬剤師の仕事に就くためには薬科大学を卒業するか大学の薬学部を卒業するかしなければなりません。以前は4年制だったその課程も現在は6年制であり、その間の学費や生活費の問題もあるので簡単になれるとは言えない仕事です。
しかしそれだけに専門性は非常に高く、一度資格を取得した後は一般の仕事よりも高給が見込める人気の仕事です。ただ高給であるからこそ、油断すると薬剤師になったタイミングで向上心をなくしてしまい、自分磨きやキャリアプランの追求がおろそかになってしまう方も見られます。せっかく専門性の高い資格を取ったのですからこれはもったいないことだと言えるでしょう。
また医療や看護に関する社会保障費が公的支出に占める負担割合は大きく、国家財政などにとって重荷になっています。そのような状況から診療報酬制度の体系見直しや、薬剤師業務に関する規制緩和が行われる可能性もあるため、いくら薬剤師と言っても安穏としていてはいけません。よりアグレッシブに自分のキャリアを追求していったほうが良いでしょう。そんな薬剤師のキャリアの方向性は大きく分けると3つになります。
まず最も一般的な薬剤師のキャリアの方向性は、病院で出世して管理職を目指したり、専門家として一定の地位を得ることを目指したりすることです。この方向性でキャリアを突き詰める場合は、仕事に対する誠実さや一生懸命さが何よりも重要になります。
基本的に病院内の出世や専門家としての評価は上司や同僚からどのように見られるのかによって変わります。だからこそ、普段からの仕事ぶりが一番大切になるのです。
その他のキャリアの方向性としてや製薬会社に勤め、そこで管理職を目指すという方向性もあります。この方向性でキャリアを高めようとする場合、後進に対しての指導力やチームをまとめる力などのマネジメント能力が必要になります。薬学部で習う事柄や普段の業務で用いられる能力とも異なるので、このキャリアに挑戦する場合は日頃から意識してこうした能力を伸ばそうと努力することが大切になります。
能力を伸ばすのに一番良い方法は実際にチームを組織してそのマネジメントを行うことです。例えば課内や部内の委員会の委員長に立候補したり、宴会などの幹事を任せてもらったりするのがおすすめです。
最後に少し特殊なキャリアの方向性として、起業し薬局を経営するという選択肢もあります。他の方向性と異なり経営能力も必要な大変な道ですが、成功した時のやりがいや経済的な見返りは一番大きなキャリアと言えるでしょう。
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